今日のこのバケツをこぼしたような雨には、流石にまいった!
いつもなら、カッパ着て完全武装で運動に出かけるけど、今日のレベルは難度E(?)
無理とあきらめ、前々からやろうやろうと思っていた、アーシェスとミライの、アルバム作りにがむばったで!!わだす・・・(笑)
でもね・・・自力ではないのです〜私の女房役(といっても・・・レズではありません)の花梨ママちゃんは、HP作りのプロなので、HPお助けマンとも呼ぶわけです(おいっ)
「アルバム作りたいのらぁ〜〜〜」と電話したら、速攻!!!元を作ってくれました。いつも感謝じゃょぉ〜
てなわけで・・・亀なわたすも、やっとこさ、画像集を作ることができたっつぅわけです。
生まれたてのミライは、手のひらに乗っかっていたのであります。
たった1年ちょっとなのに、こんなに大きくなって・・・・
あらためて見ると、可愛かったなぁ・・・・
ちっちゃなデンがワラワラワラ。。。。
子育ても出産も本当に大変だった。
もう、2度とイヤぁ==================。
って思ったけど、のど元過ぎると、苦しかったことは薄れるものだね。^^
長女のすぐ茶を産んだときも、そう思ったの・・・
帝王切開で、術後の経過が悪く、おまけに子供は無菌室の中・・・毎日泣いて暮らしていたから、もう、子供なんて絶対に産まないぁ===================。って思った私もいつの間にか3人の母だし(笑)
犬の分離不安の兆候
可愛かったなぁ・・・・チビデン達。
今あらためて、心から子供達の生涯の幸せを願いましょう。
アーシェスが、1つづつ、体を削って産み落とした子供達。
ジャズママと思いを込めて無事な出産を、徹夜で見守った事を想い出すね・・・いろんな思いを込めて、お産を決めて、それでも命を作り出す事への不安と、毎日闘っていた。
交配の相手選びも2年を費やして、ドミノにたどり着き、一目見て心が震えるほど、感じ入った。
その種元からの交配に際しての条件。
それは、【ブルーマールは全頭、トウタ】という厳しいものだった。
グレートデンの将来の為に、トウタする約束をしなければ、交配はいたしません!とキッパリと言い渡された。
繁殖者は切り花な犬は、世に出してはならない十字架を背負うのだと、そこのご主人からしっかりと学んだ。
捨てられた命を救って訓練し、猟犬として役立てていた伯父に習った私にとって、とても厳しく過酷な選択だったが、たとえジャズの子孫を残したいという、素人の私でも、命を作るものとなる以上、繁殖者としての覚悟を、要求される。
夫婦でとことん話し合った。
泣いて泣いて、ダダをこねる私に「子供を産む体の女は、トウタに手をかけてはいけない。それは、男の仕事」とイヤな役目を引き受けたのは主人だった。
一生を健康に送るだけの要素を持ったグレートデンを作ることを目指して、交配前の母体の調正管理に入った。
体重を絞りこみ運動を2倍に増やした。牡の体重は70Kを悠に越えるのだから、その牡に乗られたときに、体がつぶれてしまわないように足の強化に力を入れて、交配に望んだ。
私の基本理念は『自然交配』
牡に乗られてつぶれるようでは、出産もキツイものとなる。
アーシェスは、ドミノをスムーズに受け入れて、なんの手助けもなく見事に自然交配できた。
妊娠期間の運動と、栄養管理をグレートデンの調教師の先生から学び、一言漏らさず我が物にしようと、毎回質問攻めだった(笑)
いよいよ出産予定日。
病人やくしゃみ猫
母親から圧死させられることを防ぐため、毎日犬舎に寝袋を引いて寝泊まりしていた。
予定日から1週間も遅れて、やっと始まった陣痛。
緊張の連続だった。
正直、性も根も尽き果てて、最後の気力だけで出産に望む。
グレートデンは、まれに微弱陣痛になる可能性もあることも考えて、獣医にもGOサインで、すぐに来てもらえるよう手配し、ジャズママ・花梨ママも駆けつけてくれて、いよいよ始まった。
主人は、出産風景は一切見ないで、ドアを閉め隣の部家で待機していた。
彼も無類の犬好き。アーシェスは目の中に入れても痛くないほどの可愛がりようなのだから、苦しんで、頑張って、産み落とした子供がトウタに値するミスカラーだったときに、トウタする勇気はもがれるだろう。
お産をジャズママと二人で手助けしながら、部家の向こうから「カラーは?」と主人の声がする。
「ブラック!!」
「・・・・そうか・・・良かった・・・」
そのたびに、胸をなで下ろし、小さな命の誕生と産声に涙した。
「よく、無事で生れてくれたね・・・ありがとう。アーシェス。」
約1時間〜2時間おきに、コンスタントに産み落としてくれた。
運動がきいていたお陰で、微弱陣痛にはみまわれなかった。
ミライが出て聞いたとき、羊膜が白!!!!ブルーマールか???
緊張が走った。
袋を破って出てきた子犬は、ほとんど白@@
「これ・・・アルビノ??」
ジャズママと私は、心臓が凍りそうだった。
主人が隣の部家から出てきて、子犬を3人で眺め回す。
体はほとんど白いが、目ブチが両目とも入っていたこと、唇が黒かったこと、そして決め手となる鼻のとがった鉛筆で押したような小さな小さな黒い点が2コ。
その他の子供達は、みんなブラック・・・良かった。。。ブルーマールは、生まれ無かったのだ。
人工膝関節全置換後の大腿部筋肉痛
ジャズのお里にも、知恵を借りた。
「大丈夫。1年の内に鼻は真っ黒になるよ〜」その言葉を聞いても、アルビノではないのか?トウタ??
この十字架が、のしかかってきた。
主人が言った。
「いいよ・・・この子は俺が飼う。アルビノでも俺が責任もつよ」
その、一言でミライは今我家の子供として、この世に生きている。
子犬が腹に残っていないか、触診するがどうもオロが出きってないような感じ・・・出産直後は女のひとの腕くらいは入ってしまう、デンの産道。腕を突っ込んで中をさらうと、やはり指先にへその緒の残りが触る。
途中で切れてしまわないように、そーと引っ張り出して、出きらなかった胎盤を2コ取出したが、もう一つはとうとう取れなかった。
これが残って、子宮を化膿させる事がある。
実例として、産後ずっと元気がなくて、数週間で死んでしまったグレートデンがいた。その子の子宮は残ってしまった胎盤が腐敗し、子宮が駄目になってしまっていたのが、原因らしい。
念のため、獣医へ連れて行き、運動させて自然排出させることを試みた。
ここで、普段からの運動の積み重ねが物を言ってくる。
産後数時間だといううのに、子供を放りだし、アーシェスは、散歩に行ってしまった。
主人の話では、よく走っていたそうだ。
残った胎盤は、走った振動と子宮の収縮で1日で体外へ出てくれた。
話は戻るが、出産させるに当ってのトウタの気構え。ミライは結果的にアルビノでは無かった。
だが、迷った。。。アルビノだったらどうする?鼻の黒が大きくならなかったらアルビノではないのか?
とにかく、安直にハルクインだぁ〜と喜べなかった。
そのくらい、心に厳しく決めたのだ!
切り花は世には出さない。たとえ生れた子供が全てミスカラーでも、トウタする。
この決心を自分に言い聞かせるのに、どれだけの涙とどれだけの葛藤があっただろう。
こんなに勉強したつもりだった・・・・それでも、ミライがアルビノなのか?ハルクインとして残せるのかの区別に悩んだ。
経験と勉強と努力、そして十字架を背負う覚悟をして、初めて人は命を作り出す権利を与えられる。
そうでなければ、アーシェスの父、母。ドミノの祖先達・・・この血を守るというピラミッドを守ってきた先駆者たちの苦労は、どうなってしまう。
曾祖父から孫へ。。。切り花ではない、大地に根をはり花を咲かせて、沢山の実をつけて、そのなかでも選りすぐられた種こそが、また根をはる大木に至っていかなければ、その種族はいつかは根絶やしになってしまうだろう。
純血種の将来も、まさにこの図式と同じこと。
交配・出産・子犬の行く先の見極め・成長過程でのトラブルに、里として出来ることの精一杯・・・・
生まれ出た子犬・・・それは、我が子と同じこと。
その子の犬生が閉じて、天に召されるその時まで、作り出した私には見届ける責任がある。
いや・・・・責任というより、見届けてやりたい。
ジャズの思い出、アーシェスの生れたときのこと、ジャズの死と私たちに残してくれた教訓、血を繋ぐ決心と葛藤、命を作り出す事への不安、運動の日々、誕生、成長、旅立ち、トラブル・・・・・
走馬燈のように私の心を駆けめぐる。
愛おしい子供達よ。
グレートデンらしく大らかに、雄壮に犬の人生としては短いかもしれない一生を、走り抜け!
私はいつも見守っている。どんなときでも・・・・
心から、愛する子供達よ。
あなたの人生が終わるとき、側に居られる私でいたい。生まれ出た時のように、閉じるときも側にいたい。
幸せに・・・・・心から願っています。
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